終身保険について知っておこう

一昔前までは画一的だった保険も、ライフスタイルや目的に合わせた保険が数多くリリースされ、細分化されてきました。
今回は、多様化する現代に合わせて変容を続けている「終身保険」についてご紹介したいと思います。
終身保険は生命保険の一種で大きく分けて3種類あり、死亡するまで支払う終身払込、10年・15年・20年、もしくは60歳までなどといった支払い期間を決めた有期払込、保険契約時に一度に全額を収める一時払込があります。
一生涯続く死亡保障が主な目的。他の保険と比べると解約すると支払った金額以上の金額が戻ってくる「解約返戻金」があるため貯蓄性としての側面が高く、一昔前までは保険会社の主力と呼べる商品でした。
多くの保険会社では、定期保険を特約に据え定期付終身保険として販売しています。
保険会社の運用率の指標である予定利率に保険料が左右されますが、基本的には保険金額が変動することはありません。その分、数ある保険の中でも高額な部類に入ります。
不景気の現代では、家計事情もあり加入率は減少する一方。
そのような事情を受け、各保険会社は保険料を抑えるために新しいタイプの商品を出すようになりました。
有期払込で尚且つ保険料払込期間中の解約返戻金を低く抑える代わりに保険料を抑えたもの。
予定利率を年度ごとに見直し、上昇した場合に保険金額が増加するもの、死亡保険金額や解約返戻金及び満期保険金の額が運用に応じて変動する変額保険など、時代のニーズに合わせて多様化しています。
変わり種では、契約から一定期間の保険料を安く抑え、その分一定期間経過後の保険料を高くするというステップ払込や、契約から一定期間内に死亡した場合において死亡保険金ではなく、既に払い込んだ保険料相当額が支払われる無選択型終身保険などがあります。
終身保険は特約が付いていない限り元本割れのリスクもなく、ハイパーインフレでも起こらない限り安定性もあります。
しかし、すぐに手元に戻すことはできないという流動性に欠けるデメリットはありますが、欠点らしい欠点といえばそのくらいでしょうか。
先にも述べたように終身保険は貯蓄の側面と、そして残される家族のためといった目的があります。
少子高齢化のこの時代だからこそ、大切な家族に最後まで負担をかけたくない、または少しでも足しにしてほしいといった願いが込められているのでしょう。
数ある保険の中でも、最も愛が感じられる保険なのではないでしょうか。