とにかく全国で増える子猫の遺棄

ペット保険をかけて大切にされる猫がいる一方で、避妊をしてもらえずに飼われた猫が子猫を産み、その子猫が捨てられてしまうというケースが相次いでいます。
富山県では、海岸に10匹の子猫が遺棄されていたというニュースを報道。
こうして動物の遺棄がきちんとニュースに取り上げられるのは珍しいこと。つまり、それだけ酷い状態だったということでしょう。この10匹は人の手でプラスチックケースに入れられ、雨の中で震えていたそうです。
富山県では、2010年には1000匹近い猫が処分されており、そのほとんどが「子猫」と言われています。
なぜこのように極悪非道なことができるのか解りませんが、とにかく子猫が置かれている状況というのは非常に厳しく、もっともっと人間たちが「捨てる」ということを強く罰しないといけないのではないでしょうか。

●子猫が抱える事情
大体、4月くらいからが猫の出産シーズンだといわれています。
最近はマナーの問題からか野良犬はかなり数が減りました。また、犬の場合は「家から勝手に出ない様にすること」というのがルールなので、外でフラフラとしている犬を見ることはめったにありません。
でも、猫の場合は飼い猫でもフラフラしていますので、去勢をしないと交尾をしてしまいます。
そして、子猫が生まれてしまうのです。
命の誕生ですから、本当であれば「おめでとう」の気持ちで祝ってあげたい。
でも、こうして生まれた子猫を遺棄する人間があとをたたず、そうして捨てられた子猫は死んでしまいます。
これでは、「何のために生まれてきたのか」ということになってしまいます…。
遺棄された子猫を拾って育て、動画を公開している人がいますが、捨てられた子猫というのは哺乳瓶でミルクをもらいながらも手を動かします。これは、母猫のおっぱいを吸うときに出が良くなるように・・・という行動。
また、幼いうちに引き離された子猫は、保護されてからもタオルなどを必死に吸い、母猫を探すのです。
母猫のほうも、いなくなった子猫を探して鳴いて・・・ということを繰り返すのに、なぜこのような酷いことができるのでしょうか。

こういった人間の残酷さが、子猫たちを不幸においやっているのです。
ボランティア団体も各地で活躍していますが、それでも助けることができる猫の数は限られています。
ほとんどの子猫たちが、人間の勝手で「追い詰められた立場にある」ということを、考えておかなければなりません。保険をかけてもらい、幸せに生きる猫がいる一方でこのようなことがあるのはとても悲しいですね。